マルチメディア論演習(2005〜) @メディア《つくる》工房
京都学園大学人間文化学部メディア文化学科基幹科目
(以下シラバスより)
担当者:関口久雄
主題:メディアで遊び、メディアについて考え、メディアをつくる
教材: [教科書]なし [参考書]水越伸『新版デジタル・メディア社会』岩波書店 2002 永原康史『デザイン・ウィズ・コンピュータ』MdNコーポレーション 2003 西村佳哲『自分の仕事をつくる』晶文社 2003 [その他]プリント、映像教材他
評価の方法:総合的に評価
受講者への要望:自ら体験し、多面的に考え、主体的に行動することを望む(面倒なこと多し)
演習の概要(演習の順序とポイント): コミュニケーションの手段・道具としての「メディア(media)」とは 言いかえれば、人間を拡張し、人間を社会的に枠づける役割を果たす“媒(なかだち)”である 古いものから新しいものまでメディアは社会の至るところに存在している 人間の身体からはじまり私たちを取り巻くあらゆるものがメディアとなる可能性をもつ そしてメディアは歴史・社会的に生成されてきたものであり 現在のメディアの姿は絶対的、固定的ではなく、絶えず変容していくのである
本演習では、「メディア」についてのワークショップをおこなう
(「ワークショップ(workshop)」とは 参加する人たちがお互いに刺激し合い 助け合い、学び合う“共育”を実践する“場”)
このワークショップは 今日のさまざまなメディアを、まず主体的に体験することからはじまる
たとえば― テレビ番組を見る 雑誌やマンガを読む CDを聴く ビデオ(DVD)を鑑賞する 各種ゲームに興じる 映画館に行く 美術館を訪れる ライブに参加する お洒落な店で美味しい料理を食べる 流行のファッションを着こなす 時には空を眺めたり、できればお堅い本とも対峙して欲しい…
体験した後に考える
「なぜ楽しかったのだろうか(なぜつまらなかったのだろうか)」 同ジャンル/他ジャンルのものとの比較もしてみる また「あのやり方は問題だ」「こうすればもっとよくなるはず」等々 “自分ならばどうするか”をさまざまな視点から考えてみる
そして、自らなにかしらのメディアをつくってみる(文章にする、作品にする)ことを試みる…
つまり、自分たちのまわりにあるさまざまな「メディア」について マジに遊び、考え、そして、表現する“学びの場”を共同運営できる人を募集します
なお、上記文章および以下の項目を熟読し そして、メディア《つくる》工房のホームページを閲覧し 理解および納得できる人のみ参加して下さい (不用意に受講登録した場合にも 単位・成績等について一切フォローはしないので、その点はご留意下さい)
・“学ぶ”と“教わる”の違いを理解している ・自ら課題を設定し、その課題と“日夜葛藤する”ことができる ・自分がやりたいこと/やりたくないことをきちんと主張できる ・口先だけの「私は好奇心旺盛で…」ではなく、自分が好きでないこと(得意でないこと)にでも積極的にチャレンジできる ・無駄に群れる必要性はまったくないが、共同作業をおこなう際の最低限の協調性とコミュニケーション能力を持っている ・「綿密な計画」と「無謀な無計画」をどちらも享受できる
メディア《つくる》工房 http://www.media-tukuru.jp
※作品をつくる場合には、基本的に制作費等は自己負担になります | |